調理師 過去問
令和6年度
問32 (食品衛生学 問7)

豆腐は、遺伝子組換え大豆が使用される可能性があるため、義務表示の対象となります。遺伝子組換え大豆を原料とする加工食品（豆腐、納豆、みそなど）は、表示義務があります。

醤油は、大豆を使用するが「加工度が高いため」、遺伝子組換え表示の義務対象外です。発酵・分解される過程で遺伝子の痕跡が残らないため、表示義務はないです。

コーン油は、遺伝子組換えトウモロコシを使用することがあるが、表示義務はないです。油の精製過程で遺伝子の形質が残らないためです。

水あめの原料（コーンスターチなど）が遺伝子組換え由来であっても、表示義務はないです。加工段階で遺伝子が分解されるためです。

そのとおり、豆腐は遺伝子組換え食品表示の義務表示の対象となっています。

「大豆」が義務表示制度の対象となる農産物で、大豆加工食品の豆腐、油揚げ、納豆、みそ、きなこ、ゆばなどが義務表示の対象となっています。

誤りです。しょうゆは表示が義務付けられているのではなく、任意で表示することになっています。

しょうゆは大豆の加工食品の一種ですが、検査をしても遺伝子を組み替えたかどうかDNAが検出できないので、遺伝子組換え食品表示義務付けの対象からはずれています。

誤りです。コーン油は表示が義務付けられているのではなく、任意で表示することになっています。

コーン油の原料とうもろこしは表示義務制度の対象となる農産物です。

ただし、しょうゆと同様で植物油は検査をしても遺伝子を組み替えたかどうか検出できないので、コーン油も遺伝子組換え食品表示義務付けの対象からはずれています。

ちなみに、とうもろこしの加工食品では、スナック菓子、冷凍とうもろこし、コーンスターチなどが表示を義務付けられています。

誤りです。水あめは表示義務の対象になっていません。

水あめは、でんぷんやコーンスターチから作られます。コーンスターチなどは表示が義務づけられていますが、水あめに加工するの工程でDNAが分解され、遺伝子を組み替えたかどうかDNAが検出することが難しいので、しょうゆやコーン油と同様に表示は義務付けられていません。

正解です。

しょうゆは、表示義務ではないですが、任意で表示はできます。

誤りです。

誤りです。