調理師 過去問
令和6年度
問60 (食文化概論 問4)

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問題

調理師試験 令和6年度 問60(食文化概論 問4) (訂正依頼・報告はこちら)

西洋料理に関する記述で、(   )に入る語句の組み合わせとして、正しいものを一つ選びなさい。
『( A )は、歴史的に他民族との接触などを背景に地方色が色濃く現れており、南部アンダルシア地方には飲むサラダといわれる冷たい( B )がある。』
  • A:フランス料理 ――― B:エスカルゴ
  • A:イタリア料理 ――― B:ミネストローネ
  • A:スペイン料理 ――― B:ガスパチョ
  • A:スイス料理 ――― B:ラクレット

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は『スペイン料理)は、歴史的に他民族との接触などを背景に地方色が色濃く現れており、南部アンダルシア地方には飲むサラダといわれる冷たい(ガスパチョ)がある。』となります。

 

アンダルシア」「飲むサラダ」「冷たい」が正解のヒントとなりそうです。該当するものを探すと「A:スペイン料理 ――― B:ガスパチョ」と判断できます。

 

では各選択肢についてみてきましょう。

選択肢1. A:フランス料理 ――― B:エスカルゴ

誤りです。エスカルゴはフランスの料理ですが、食用カタツムリのエスカルゴを使った料理で「飲むサラダ」とはいえません。

選択肢2. A:イタリア料理 ――― B:ミネストローネ

誤りです。ミネストローネはイタリア料理で野菜がたくさん入ったスープですが、アンダルシアはイタリアではありません。

選択肢3. A:スペイン料理 ――― B:ガスパチョ

そのとおり、スペイン料理は、歴史的に他民族との接触などを背景に地方色が色濃く現れており、南部アンダルシア地方には飲むサラダといわれる冷たいガスパチョがあります。

 

ガスパチョは野菜をたくさん使ったトマトベースの冷たいスープで、飲むサラダといわれています。

 

選択肢4. A:スイス料理 ――― B:ラクレット

誤りです。ラクレットはチーズを使ったスイス料理で、飲むサラダとはいえません。

まとめ

世界の代表的な料理は特徴をおさえておきましょう。また、スペイン料理の冷たいスープ「ガスパチョ」は調理師試験に出やすいのでしっかり覚えておきたいです。

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02

『A:スペイン料理、B:ガスパチョ』が正解です。

スペインは地方色が強い料理文化があり、南部のアンダルシアには、「飲むサラダ」とも呼ばれる冷たいスープのガスパチョがあります。

選択肢1. A:フランス料理 ――― B:エスカルゴ

この選択肢は不正解です。

フランスにも地域色はありますが、エスカルゴはカタツムリ料理で、前菜として温かく提供されることが多いです。

冷たいスープの「飲むサラダ」ではありません。

選択肢2. A:イタリア料理 ――― B:ミネストローネ

この選択肢は不正解です。

イタリアも地方色が豊かですが、ミネストローネは温かい野菜スープが基本です。

アンダルシアの冷製スープという条件に当てはまりません。

選択肢3. A:スペイン料理 ――― B:ガスパチョ

この選択肢が正解です。

スペイン料理は地方ごとに特徴がはっきりしており、アンダルシアの名物ガスパチョトマトやキュウリ、パプリカなどを使う冷たいスープで、「飲むサラダ」と表現されます。

選択肢4. A:スイス料理 ――― B:ラクレット

この選択肢は不正解です。

ラクレットはチーズを温めて溶かし、ジャガイモなどにかけて食べる温かい料理です。

冷たいスープでもなく、アンダルシアとも関係がありません。

まとめ

スペイン料理の地域性と、アンダルシア名物の冷たいガスパチョを結びつけられるかがポイントです。

「地方色が濃い」→スペイン料理、そして「飲むサラダの冷製スープ」→ガスパチョと整理すると、迷わず選べます。

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