調理師 過去問
令和6年度
問2 (公衆衛生学 問2)
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問題
調理師試験 令和6年度 問2(公衆衛生学 問2) (訂正依頼・報告はこちら)
- 日本国憲法
- WHO(世界保健機関)憲章
- アルマ・アタ宣言
- オタワ憲章
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ま
や
ら
あん摩マッサージ指圧師
1級管工事施工管理技士
1級建築施工管理技士
1級電気工事施工管理技士
1級土木施工管理技士
運行管理者(貨物)
2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
3級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP3級)
貸金業務取扱主任者
危険物取扱者(乙4)
給水装置工事主任技術者
クレーン・デリック運転士
ケアマネジャー(介護支援専門員)
国内旅行業務取扱管理者
社会保険労務士(社労士)
大学入学共通テスト(国語)
大学入学共通テスト(地理歴史)
大学入学共通テスト(公民)
大学入学共通テスト(数学)
大学入学共通テスト(理科)
大学入学共通テスト(情報)
大学入学共通テスト(英語)
第三種電気主任技術者(電験三種)
宅地建物取引士(宅建士)
調剤報酬請求事務技能認定
賃貸不動産経営管理士
2級管工事施工管理技士
2級建築施工管理技士
2級電気工事施工管理技士
2級土木施工管理技士
JLPT(日本語能力)
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)
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調理師試験 令和6年度 問2(公衆衛生学 問2) (訂正依頼・報告はこちら)
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この過去問の解説 (3件)
01
この問題におけるポイントは定義を唱えている機関を把握しておくことです。それぞれの役割を覚えておくことが大切です。
日本国憲法には「健康」に関する具体的な定義はありません。憲法第25条では「生存権」として「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」が保障されていますが、健康の定義としては適切ではないです。
WHO憲章(1946年)において、「健康とは、単に病気や虚弱がないということではなく、身体的・精神的・社会的に完全に良好な状態である」と定義されています。
アルマ・アタ宣言(1978年)は、「プライマリ・ヘルス・ケア(PHC)」に関する国際的な声明であり、健康の定義そのものを定めたものではないです。
オタワ憲章(1986年)は健康増進(ヘルスプロモーション)に関する国際的な枠組みを示したものであり、健康の定義そのものを定めたものではないです。
WHO(世界保健機関)の健康の定義を覚えておくことの他にそれぞれの内容を把握しておくことも大切です。
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02
正解は「健康とは、肉体的、精神的および社会的に完全に良好な状態であり、単に疾病または虚弱の存在しないことではない。」です。
これは、調理師試験では繰り返し出題されている WHO(世界保健機構)憲章の健康 の定義の文章です。
「肉体的」「精神的」「社会的」「 単に疾病や虚弱でない」という特徴的なキーワードが出てきたらWHOと覚えておきたいです。
各選択肢についてもみていきましょう。
誤りです。この定義はWHO(世界保健機構)の憲章として定めたものなので、日本国憲法ではありません。
日本国憲法では、25条で公衆衛生について定義しており、そこには
「すべて国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。」
「国は、すべて の生活部面について社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。」
と記載があります。(関連する問題は今年の試験でも出ていました。)
正解です。 これはWHO(世界保健機関)憲章で定めた健康の定義です。
WHOは健康の定義において
「病気や虚弱ではない」というだけでは本当の健康とは言わない。肉体的、精神的、社会的にも完全に良好な状態こそが本当の健康だ、と提唱しています。
誤りです。 「健康は基本的人権」と宣言したのがアルマ・アタ宣言です。
「アルア・マタ」というのはカザフスタンにあった地名です。
1978年にアルア・マタで会議が開催され「全ての人に健康を」というスローガンを達成するための保健医療活動「プライマリ・ヘルスケア」(PHC)が採択されました。
その際に「世界中の全ての人が健康を得る権利がある」と提唱したのが、アルア・マタ宣言です。
誤りです。オタワ宣言は「ヘルスプロモーション」に関する宣言です。
WHOが定義した「肉体的、精神的および社会的に良好な状態」を実現するための取り組みが、ヘルスプロモーションといえるでしょう。
カナダの首都オタワで1986年に国際会議で開催され、ヘルスプロモーションに関するオタワ憲章が提唱されました。
ヘルスプロモーションとは、人々が自らの健康をコントロールし、改善することができるようにするためのプロセスについて提唱したものです。
健康の定義、日本国憲法(第25条)、アルア・マタ宣言、オタワ宣言はいずれもWHOと関連しています。それぞれの内容をきちんとおさえておきましょう。
また、アルア・マタ宣言とオタワ宣言はどちらも地名が入って名前がまぎらわしいので、間違えないように気を付けたいです。
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03
正解は、『WHO(世界保健機関)憲章』です。
質問文の定義「肉体的、精神的および社会的に完全に良好な状態であり、単に疾病または虚弱の存在しないことではない。」は、1946年採択のWHO憲章前文に示された健康の定義にあたります。
この選択肢は不正解です。
生存権(「健康で文化的な最低限度の生活」)などを定めますが、上のような健康の定義そのものは示していません。
したがって、ここで求める出典ではありません。
正解です。
WHOが掲げる健康の基本的な考え方として、「肉体的・精神的・社会的に完全に良好な状態」という有名な定義を前文で示しています。
設問の文と一致します。
この選択肢は不正解です。
1978年の国際会議で採択された宣言で、プライマリ・ヘルス・ケア(PHC)を世界的に進めることをうたいました。
健康の重要性や到達目標を述べますが、設問のような定義文の出典ではありません。
この選択肢は不正解です。
1986年の健康増進(ヘルスプロモーション)に関する憲章で、「健康は日常生活のための資源」という考え方や、健康づくりの方策(健康的な公共政策づくりなど)を示します。
定義文は設問のものとは異なります。
健康を「病気がないだけではなく、からだ・こころ・社会の面がそろって良い状態」と広くとらえる考え方は、WHO憲章に由来します。
アルマ・アタ宣言はPHC、オタワ憲章は健康増進の実践指針が中心で、定義の出典はWHO憲章とおさえるのがポイントです。
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